ひとの心

  • 2014.10.30 Thursday
  • 02:01
公演 無事終わりました。
改めてご来場いただき 有り難うございました。
スタッフ・演者の皆さん お疲れさまでした。

できなかった 足りなかったことを忘れぬうちに次回に向け 意欲的で在りたいと思います。

しかしながら未だに舞台の夢を見ます。
先日は だいぶ奇妙なエンディングで幕切れする舞台の千秋楽の夢。その続きは間髪いれずに又初日を迎える夢。一本脚のイントレに登ったはいいけど降りれず怖くて おーい助けて〜と叫ぶ夢。
舞台が終われど まだ夢の途中だという現れなのだと思います。


今回 当日パンフレットに載せた文章を載せておきます。来れなかった方も会場を訪れた想像をしてみて下さい。


VOGA「Vector」公演 ご観劇の皆さま

本日、ここ石清水八幡宮 野外特設舞台に至るまでの道のりでは、赤や黄色に舞い散る落ち葉を目に浮かべながら、また野鳥のさえずりや虫の声に耳傾けながら、この男山の石段を息弾ませて歩いて登られたのでしょうか。
あるいはケーブルカーでびゅんとお越しいただいたのでしょうか。
ゆっくりと本殿へ参拝なさったり、展望台から木津川を中心に広がる景色を眺めたり(時代劇のロケ地で有名な流れ橋も見えるはずなのですが台風で流されたままだそうです)、ここ石清水八幡宮の竹が白熱電球のフィラメントとして使われたことに由来するエジソンの石碑を見たりされたでしょうか。

今、皆さまの頭の上の空は、果たして晴れてくれてるでしょうか?
月はあざやかに出ているでしょうか?
星が静かに瞬いているでしょうか?
風はそよと吹いてるでしょうか?寒くはないでしょうか?
この文を書く今の私は天気に恵まれることを祈るばかりです。
何だか手紙を書いてるようですね。

手紙を書く。「誰かに手紙書くみたいに文章を書け」と、若い頃に師匠に云われたことはずっと大事にしています。
舞台に立っていますと、どこか未来の自分に対して手紙のようなメッセージを送信している心持ちがすることが度々あります。
そして、今いる私が過去の私からのそのメッセージをふいに受信する心持ちを覚えることも度々あります。あるような気がします。

五感に多くの刺激を及ぼす野外舞台という空間には、記憶の底から立ち上がる風、未知の風が、運ばれてくるような心持ちになることがあり、そこに大きな強い力を感じます。
「運ぶ方向の先に生み出す力」野外舞台はまさにベクトルそのものと言えるのではないでしょうか。

私は 、「ひと」というものでありながら、まだ 「ひと 」に戸惑ってる、ためらう気持ちが強くあります。自分や他人の間に通ずる「心」が未だわからぬ未熟者です。
舞台に立つ私たちと、観てくださる皆さまとの間に、「ひとの心」がひかりのように見えること 通い合うこと を追い求め、私は、私たちは、力の限り、舞台に立ちます。
今回は野外舞台は初めてだという若い子を含め、たくさんの演者たちと共にこの舞台に立ちます。
誰かは、「ああ空気が美味しい」と笑顔でいいます。また誰かは、「ああ舞台の上に月が上っててテンション上がるなぁ」と喜びを浮かべます。何かにつけ「わぁ〜」と気持ちが高まります。
私は「ああ、そうやねぇ、…甘酒が飲みたいねぇ」と答えます。

このように私たちが舞台に挑めるのも、支えてくれるスタッフの協力あってのことです。演者の私たちは舞台で恩返しをせねばなりません。
そして何よりの仕合わせは、この野外空間で舞台が実現出来ることです。
石清水八幡宮の方々には、あたたかいお心遣いとお力添えを賜わり、感謝で胸がいっぱいです。

本日はご来場いただき、ほんとうに有り難うございました。
どうぞ最後までじっくりとご覧ください。


VOGA座長 草壁カゲロヲ

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