落書きだらけの競技場

  • 2015.04.19 Sunday
  • 12:28
広い舞台袖で待機している。
ジャンルを問わず国際色豊かな出演者たちが舞台をスケートリンクを滑るように動き回る。
出番が来た。前の演目とクロスフェードするように登場。何をするのか、メイクはきっちりしている。何をしたのか。反応もわからないが、とにかく出番は終えた。

エンディングはみんな出る様子で、袖で4人ひと固まりの列を作る。ぼくの前に若い外国人の男女が来て串団子状に小さく体育座りする列を作り待機、と思いきや突然駆け足で移動しだす。100人以上の出演者が客席を駆け上がっていくのだ。
客席の中に足を踏み入れ、はじめてここがスタジアムだったのがわかった。
会場真ん中に巨大プールがあり、出演者全員が飛びこんでいき、何メートルあるかわからないが泳いでいき、ステージに上がり手を振り、大団円という趣向らしい。
雨が降ってたのか湿った登山道みたいな階段を上がってると、観客席の男の子の1人が「落書きだらけの競技場」と呟いたのが聞こえた。見ると確かにコンクリートの壁などいたる所に、ここでかつてコンサートをやったのであろうアーティストの名前をマジックで、ファンが書いたのだろう。落書きだらけだ。
アリーナ最上部あたりまで来た。その先は防波堤の天場くらいの細い通路、というよりも、かなり高い塀沿いを綱渡りのように進んで行ってる。
そこに上がるのにはまず1.5メートル程の急勾配で雨でつるつるのコンクリートの躯体をつたって一段上がり行かねばならぬ。
滑って上れないだろなぁと途方に暮れてると、スタッフが、「業務用階段ありますよ」と指差したので、そっちへ向かう。
そこは壁と鉄筋の間30cmくらいの廃墟のような細い通路でかなり苦しそう。
もう一つ、業務用階段っぽいのあり出ると、そこはスタジアムの外周に沿った壁づたいに上がる方法らしく、手紙やポストカードや何かをビニールのポケットに入れる部屋のインテリアみたいなのがスタジアム外壁に広がっていてビニールのポケットに手足をかけて上るようになっているが、揺れるし、近くの高架の駅の線路脇を見下ろしてるし、落ちそうだし、違う方法で行きたいと思うが一度上りだしたら、もう戻れず、ヒヤヒヤしながら上れるのかどうなのかわからないが、このままではエンディングのプール飛び込みには間に合わないことはわかる。

自分がどうなったのか、気づいたら肩を落として業務用階段の下でヨロヨロしてると、同じく脱落者が傍にいた。落語家さんみたいで、壁と鉄筋の間30cmの階段をひいひい上がってたが間に合わなかったらしい。
その落語家さんのマネージャーが知ってる人だったので、「○○さん、久しぶりです。楽屋って何処でしょう?」と迷い子になったのをしどろもどろに訴え、付き添ってもらい無事に楽屋に着けた。皆、好き勝手に帰り支度をしていた。
狭くてブルーシートの上で乱雑になったガレージセールみたいな中から自分の荷物を見つけだし、グランドピアノの足元で冷えたのか震えるように、情けないような、ホッとしたような気持ちでメイクを落す。
…そんな夢を見た。

夜中にふと目覚め、ちょっと片付けして、朝方に再び一時間程寝るつもりが3時間程寝てた様子で、夢のせいか、すやすや眠る猫たちにスペースを奪われたせいか、起きたら、全身ぐったり疲れている。




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